新しいことを始めたとき、新しい出会いがありますよね。
身近な例だと「ビジネスをする仲間」ができたりします。
起業初期は、新しい出会い、新しい企画、見るもの聞くもの経験するもの・・・
すべてが新鮮で、成果がでても失敗しても充実感があったり、楽しかったりで。
一緒にいるメンバーが決まってくると、
「仲間意識」なんていうのも芽生えるかもしれませんね。
そして気を付けたいのは、それ、本当に仲間かね?
友達じゃありませんかね?ってことです。
起業って大変だよねー、ゆっくり自分たちのペースでやろうよ がんばー的な
肚決めもせずに傷をなめ合うような関係って
仲間でもなければ友達でもないと思う。
でもさ、仕事中心になって、仲間には恵まれても
心でつながる友達がいないっていうのも淋しいもんだよね。
たとえば、このマツコのような。(マツコ&有吉の怒り新党より)
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「ホントの友だちっています?」
以下に、有吉とマツコのやり取りを引用する。
有吉: ホントの友だちっています?
マツコ: 今よく考えてみたら、最近、ご飯とか食べてんのも、全部仕事関係の人だわ。純然たるプライベートってある?
有吉: ボク、ボクはありますあります、全然。
マツコ: どういうお時間?
有吉: え、あの、こういう業界の連中じゃない奴とご飯食べに行ったりとか。
マツコ: どういう人?
有吉: どういう人? だから昔二十歳くらいの時にバイトしてたバイト先のなんか友だちとか。
マツコ: 何そのちょっと印象の良い話! ホントに? えー、すごいね、アナタ! アタシ、過去は全部切ってきた女だから、誰もいないのよ。
有吉: オレも高校時代までは全部切ってんだけど、こっち出てきてからは何人か。
マツコ: 夏目は?
夏目: 私も小学校、中学校、高校、大学と、それぞれの友人に会うことはあります。
マツコ: 小学校!? 偽善だろ!?
有吉: たぶんボクがあるってことは、みんなあるよ。
マツコ: アタシもう、何にもない。幼馴染なんて一人も連絡取ってないし、だからもう一番古い関係で、ミッツさんとか、だよ。
有吉: でもまあ、業界の人っちゃあ業界の人。
マツコ: もうだからそうなっちゃったら違うじゃない、もうミッツさんとただの友人かって言ったらもう違う、仕事現場でも一緒になるから、ダイアナさんも最近テレビ出てるし、もうアタシはだから稼げなくなったら終わりよ。アタシにうまみがあるからみんな周りに居てくれるけど、アタシに何のうまみも無くなったら周りから人が誰も居なくなるのよ。ミッツさんとダイアナさんだけになるのよ結局。ミッツさんとダイアナさんだってもうこうなったら分わかんないわよ! いやあ、ちょっと怖いね。え、でも、今からプライベートの・・・・・・。
有吉: もう難しいよ、こっからは難しいよ、やっぱり。
有吉はこう言うが、今の若い世代の間では、マツコの境遇の方があるあるになっている。むしろ、有吉と夏目三久のケースの方が稀だ。
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松さんのコラムの最後はこのように締められていた。
そう、両方いる人生が一次だな。
友達と会おう。そんなことを思った夜。